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Long Story【第1章】WFC(ワークフォースセントラル)の歴史

Long Story【第1章】WFC(ワークフォースセントラル)の歴史

Jun 10, 2022

こんにちは!Ataway Kronos チーム の Noah です。

WFC(ワークフォースセントラル)と WFD(ワークフォースダイメンションズ)の歴史です。

Long Story となるので、2章に分けて紹介していきます。

ブログで「C」と「F」って間違えてるのでは??と思われた方や、現在利用中のお客様もご存じない歴史もあるかもしれません!

是非お読みください!

第1章 : WFC(ワークフォースセントラル) の歴史

第2章 : WFD(ワークフォースダイメンションズ)の登場

* 以下、「WFC」、「WFD」と記載

第1章 : WFC(ワークフォースセントラル) の歴史


WFC 誕生

Kronos 社は1979年に打刻端末(タイムレコーダー)、1985年に最初の PC ベースの時間と出席の製品を開発・発売し、その残業計算、欠勤や遅刻等の通知機能、休暇管理機能、シフト自動作成機能、売上予測機能といった機能を追加し進化続けています。

大企業や国際企業に対応した製品としてWFC は製品化され、世界シェアNo.1 となっています。

 

当初製品構成

 

備考
初期費用
購入時のみ
永久ライセンス
ユーザー数
都度支払い
追加人数により変動
バージョンアップ
都度支払い

 

アップグレード
都度支払い

 

利用可能データベース
Microsoft SQL Server・Oracle
開発環境 :Java Applet
OS
Unix・Windows
 
オンプレミス OR クラウド
オンプレミス*1
お客様側の自社保有サーバー
*1 オンプレミスとは、企業などの組織における情報システムの設置形態の分類で、自社施設の構内に機器を設置してシステムを導入・運用すること。外部の事業者が用意した機材やソフトウェアを通信回線を経由して利用する「クラウド」型(システム/サービス)の対義語。
オンプレミスとは - IT用語辞典

 

Cloud(クラウド)版の登場

Cloud (クラウド)*2 の普及に伴い、お客様より Cloud (クラウド)製品開発の要望が多くなり、Kronos Cloud サービスを開発後、サブスクリプション*3 モデルのライセンス形態となりました。

ただ、Cloud (クラウド)と言われても技術的にAmazonやGoogleクラウドと異なり、マルチテナント・アーキテクチャーではありません。

なぜなら、Kronos 社データセンター側に、お客様毎の専用環境を作成し専用環境内でデータベースやアプリケーション*4 が起動するといったオンプレミスとほぼ同様の仕組みだったからです。

それもあり、Kronos 社は Cloud (クラウド)メリットをフル活用する WFD の開発を着々と進めていました。

*2 クラウドとは、雲、大群、集団などの意味を持つ英単語。全体像の不明確なもやもやした塊・集まりを比喩的に表すことが多い。IT分野では、まとまった計算資源を通信ネットワークを介して遠隔から利用するシステム形態のことをクラウドという。
クラウドとは - IT用語辞典
*3 サブスクリプションとは、予約購読、購読料、会費、寄付(金)、出資(金)、応募、申込、加入、署名、承諾などの意味を持つ英単語。雑誌などの定期購読といった意味があり、ITの分野では会員制のサービスへの加入や、定額制のコンテンツ配信サービス、定期的に利用権を更新するソフトウェアの販売方式などを指すことが多い。
サブスクリプションとは - IT用語辞典
*4 アプリケーションソフトとは、ある特定の機能や目的のために開発・使用されるソフトウェア。「アプリケーション」(application)あるいは「アプリ」(app、apps)と略されたり「応用ソフト」と訳されることもある。
アプリケーションソフトとは - IT用語辞典

 

スマートフォン版の登場

スマートフォン時代となり、スマートフォンを持つ人口も増え iOS*5 と Android*6 向けのアプリケーションソフトが増えてきました。そんな中、WFC でもアプリケーションソフトが開発されましたが、利用にあたってはインストールが必要だけではなくて、おオンプレミスの場合、追加費用が必要です。当時、モバイルで使用可能な機能は限られていましたが、高度な技術をもつ Kronos 社では iPad 専用のアプリケーション対応行い、モバイルで仕様が出来なかったシフト作成等も対応可能になりました。

*5 iOSとは、米アップル(Apple)社の携帯情報端末に内蔵されているオペレーティングシステム(OS)製品。このOSで動作するiPhone、iPad、iPod touchなどの同社製品は「iOSデバイス」と総称されることがある。
iOSとは - IT用語辞典
*6 Androidとは、米グーグル(Google)社が開発した、スマートフォンやタブレット端末など携帯情報機器向けのオペレーティングシステム(OS)。主にスマートフォンのOSとして広く普及しており、世界的に米アップル(Apple)社の携帯機器向けOSであるiOSと市場を二分する。
Androidとは - IT用語辞典

 

Ver.8.1 の登場

Adobe*7 社が Flash の開発を廃止、サポートが終了(2020年12月31日)の発表をきっかけに、Kronos 社は HTML に対応した Ver.8.1 をリリースしました。Kronos Cloud の環境でもリリースされました。

(*Flash サポート終了もありほとんどのお客様がアップグレード)

*7 Adobeとは、米国のソフトウェア企業の一つで、プロフェッショナル向け画像編集ソフトウェアなどの世界最大手。正式社名は “Adobe Incorporated” で、本社は米カリフォルニア州サンノゼ。1982年創業。“adobe” は日干しレンガの意。
Adobeとは - IT用語辞典

 

現在

WFC の開発は現在も着々と進んでおり、お客様より依頼した機能や法改正(国別)の対応も今まで続けています。

今でも世界中で利用しているお客様が非常に多いです。

 

Enterprise eTime

ADP 社提供している Enterprise eTime の勤怠管理サービスは WFC を機能として組み込まれています。Enterprise eTime は、ADP の環境でホスティングされていて、ADP がサポートしています。

 

開発環境の変更

開発環境においては、時代の流れとともに常に最新の技術を取り入れております。

WFC version
開発環境
時代背景
~ Ver.7
Java Applet
Java 全盛期
Ver.8
Adobe Flash
Flash 全盛期
Ver.8.1
HTML
Adbe 社によるサポート終了となり、スマートフォン時代になって、iOSとAndroidアプリ

 

製品構成

項目
WFC
WFD
モデル
オンプレミス&クラウド
クラウドのみ
インターフェース技術
WIM
Boomi
Cloud(クラウド) 環境
Windows / Unix
Google Cloud
モバイル対応
アプリ
アプリ & Web
技術
HTML*8
Web 2.0*9
アドオン開発*10
不可能
可能
*8 HTMLとは、Webページを記述するためのマークアップ言語。文書の論理構造や表示の仕方などを記述することができる。W3Cによって標準化が行われており、大半のWebブラウザは標準でHTML文書の解釈・表示が行える。
HTMLとは - IT用語辞典
*9 Web 2.0とは、普及初期のWebにはない新しい技術や仕組み、発想に基づいたWebサイトやWebサービスなどの総称。2005年に提唱された語で、1990年代半ば頃から普及・発展してきた従来型Webサイトの延長ではない新しいタイプのWebをソフトウェアのバージョンアップになぞらえて「2.0」と表現した。
Web 2.0とは - IT用語辞典
*10 アドオンとは、追加の(もの)、付け足し(たもの)、付加した(もの)、付属の(もの)、加算の(もの)などの意味を持つ英語表現。ITの分野では、ソフトウェアに追加される拡張機能のことをアドオンということが多い。
アドオンとは - IT用語辞典

 


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